深夜のりんご騒ぎ

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コピーライターやってるアラサーの女です。何でもありな雑記ブログです。

【書評】『嘆きの美女』は、ブスに希望を与えてくれる物語だった。

 どーも、りんご星人🍏 (@ringo_sawagi) です。

 

タイトルに惹かれて、思わず手にとってしまった『嘆きの美女』。

 

「人生イージーモードなくせに、美女にどんな嘆きがあるってんだあああ(# ゚Д゚)」

そんな嫉妬もありつつ、興味本位で読んでみました。

 

嘆きの美女

嘆きの美女

 

 

著者は柚木麻子さん。

柚木さんといえば、『ランチのアッコちゃん』では食を通じた温かいお話を書かれていたり、『ナイルパーチの女子会』では女子のエグイ部分をあぶりだしちゃうような作品を書かれてる方。

 

そんな柚木さんが描く、美女の嘆きとは一体どんなものなのか?

 

 

あらすじ

主人公の耶居子(ヤイコ)は、顔も性格もブス。会社も辞めてほぼ引きこもりの生活を送っていた。そんなヤイコの楽しみといえば、顔のニキビをつぶすことと、美女専用の悩み相談サイト「嘆きの美女」のホームページを荒らすこと。
ところが、ある出来事をきっかけに、「嘆きの美女」の管理人のいるお屋敷で美女たちと共同生活をするはめに・・・。

この本が教えてくれたこと

美人=人生すべてが上手くいくと思ったら、大間違い。


「え~、そんなワケない。美人だったら、恋だって上手くいくし、色んな人にちやほやされてご飯だってご馳走になって得するし、就活だって結局顔じゃん!」

 

って思ったそこのあなた。

 

 

ハイ。わたしもそう思ってました。

 

というか、顔が良ければあらゆる面で有利というのは間違いなく事実だと思う。

でも、美人だから「人生全てが上手くいく」わけじゃない。
結局、顔だけじゃどうにもならない局面が人生にはあると思うのです。

作品に出てくる美女の嘆きを見てみると・・・


■ユリエ→モデルになったはいいけど、いまいちパっとせず売れない。

恋人からはセカンド扱い。自分がやりたい事(写真)も、何となくうやむやになって出来ないまま。しかも、超粘着質なストーカーにつきまとわれている。

■葉月→仕事は美容師として成功。昔から痴漢にあったり、男からいやらしい目で見られたりしたせいで、男が苦手。女っぽく見せないように苦心している。

 

その美貌がゆえ、変な男たちも寄せ付けてしまうというのは、

美女ならではの悩みです。

 

「えー、でもそれは美人税だし。それくらいがまんできるでしょ!」

って思ったそこのあなた。

 

 

ハイ。わたしもそう思ってました。(2回目)

 

だけど、ブスにはブスなりの悩みがあるように、美女には美女なりの悩みがあるという、ものすごく当たり前のことを忘れちゃダメだとおもう。

特に、ストーカーとかはほんと怖いですよね・・・。


つい最近、テレビでとある女性タレントが、
「見た目しか褒められない。もっと中身を見てほしいのに」と悩みを語っていました。

案の定、その悩みは「自慢乙」と受け止められてネットでプチ炎上に。

でも、きっと彼女は本当にただ純粋に悩みを語っただけなんだと思う。

“悩みを言ってもわかってもらえない” これも美女ならではの悩みですよね。

 


ちなみに、わたしも当時は「ハイハイ自慢(^ω^)」って思ってました。

 

 

スミマセンっした!!

 

「生き様が顔に出る」はホントの話

 

少し話は変わるけど、ツイッターでは美容垢なるものが存在しています。

そこの女の子たちの声は、けっこう悲痛。

「もっと痩せなきゃ」

「もっと可愛くならなきゃ。。。次はどこ整形すればいいの」
「あんな顔で生まれたかった・・・」

「じぶんがブスすぎて、死にたい」


世の中がこうも顔面至上主義の社会だから、“可愛くならなきゃ”と女の子たちが思うのは当たり前のこと。

だけど、可愛いだけが、美女だけが、人を惹きつけるパワーを持ってるのかというと

そうではないと思うのです。

 

主人公のヤイコは美人ではないけれど、持ち前の野生的なパワーで、有名カメラマンに「写真のモデルになって欲しい」と頼まれるほど人を惹きつける魅力があります。


「ちょっと都合良すぎない・・・?そんな話ある?」って思ったことは置いといて←
外見ではなく中身やオーラで人を惹きつけるパワーを持ってる女性は、確かにいます。

たとえば、知り合いの映像監督の女性。
いつも化粧っけがなく、シャツにデニム、髪はてきとうに一つ結びといった出で立ちなのですが、とても魅力的な方です。


それは、彼女が仕事に向き合うときの真剣な姿勢、カメラをのぞきこむ時の鬼気せまるまなざし、そして 彼女がつくる素晴らしい作品をとおして才能を目の当たりにしてるからだと思います。

とある男性もその才能にやられたのか、彼女にメロメロになっていました。


ヤイコの場合は、「食」という道で才能を一気に開花させています。

そんなヤイコに、パッとしないモデルのユリエが嫉妬する気持ちもよーく分かります。

『自分だけの”何か”を見つけて、その道で成功する』

 

それって、美人に生まれるのと同じくらい、もしくはそれ以上に難しくて確率の低いことだから。

まとめ

本を読んで「こんな都合よくいかないでしょー!」とは多少思ったけれど、

ブスに希望を与えてくれる物語だと思いました。

わたし自身、じぶんの顔についてはコンプレックスだらけで相当悩んだことがあります。

だけど、変えられない顔に対してずーっと悩み続けるのにもそろそろ疲れてきました。


「それでもやっぱり私は美人になりたい!」という方は、整形も全然アリだとおもいます。それで悩みがなくなるなら大賛成。

整形ってラクな道じゃないしね。お金もかかるし、怖いおもいもするだろうし。

 

わたし的には、外見だけじゃなくて そろそろ中身を磨く方向にシフトしていってもいいかなーと思ってます。


「生き方が顔にでる」

「顔つきが顔立ちを超える時がくる」


そんな言葉を信じて。

 

 
おわりっ🍏